On Semiconductor(ON)2024年Q4決算まとめ

ON Semiconductor 企業決算まとめ 米国株式

EPS(1株当たり利益)の予想と結果

  • 市場予想: アナリストはQ4の調整後EPSを1株あたり約0.97ドルと見込んでいました。
  • 実際の結果: 発表された調整後EPSは0.95ドルと、予想をわずかに下回っています(約0.02ドルのミス)。
  • 前年同期比: 同社のEPSは前年同期と比べるとおよそ24%減少したとの報道があり、市場の期待にやや届かなかった形です。

EPSが下振れする要因としては、需要の弱さや在庫調整といった半導体業界全体が直面している課題が背景にあるようです。

売上高の予想と結果

  • 市場予想: アナリストはQ4の売上高を17.6億ドル(約1.76ビリオン)程度と見込んでいました。
  • 実際の結果: 実際の売上高は17.2億ドル(約1.72ビリオン)で、こちらもややアナリスト予想を下回る形となりました。
  • 前年同期比: 前年同期の約21億ドル(2.1ビリオン)から約15%減少しており、3つの主要事業セグメント(パワーソリューション、アナログ/ミックスドシグナル、インテリジェントセンシング)いずれも軟調でした。

半導体セクターは、世界的な景気の不透明感や在庫圧力によって売上が減速している企業が増えているため、今回の結果もそのトレンドを反映していると言えるでしょう。

2025年のガイダンス(特にQ1の見通し)

今回の決算発表では、特にQ1 2025の見通しが市場予想と大きくかい離したことが注目されています。

  • 会社側の予想(Q1 2025)
    • 売上高:13.5億~14.5億ドル
    • 調整後EPS:0.45~0.55ドル
  • 市場コンセンサス(Q1 2025)
    • 売上高:16.8~16.9億ドル
    • EPS:0.88~0.89ドル

ご覧の通り、会社が示したガイダンスはアナリスト予想よりもかなり低い数字です。また、経営陣は「2025年通年の需要環境は不透明」との見解を示しており、今後も保守的な姿勢でコスト管理や高付加価値製品への注力を進めていく方針を示しています。

市場・アナリストの反応

  • 株価の動き: 決算発表直後は、弱気な見通しが嫌気され、株価は6%超下落。一時的には2022年中頃以来の安値水準まで売られたという報道もあります。
  • アナリストの評価: いくつかの証券会社が目標株価を引き下げたり、投資判断を引き下げたりする動きが報じられました。特に自動車向け・産業向けといった注力分野での需要減速や在庫調整の長期化を懸念する声が多い印象です。
  • 今後の見通し: とはいえ、中長期的にはパワー半導体や電気自動車関連などの成長余地は大きいとみられています。多くの専門家は「目先は厳しいが、長期目線での競争力はまだ評価可能」というスタンスのようです。

まとめ

ON(On Semiconductor)の2024年第4四半期決算は、EPS・売上高ともにアナリスト予想をわずかに下回りました。さらに、次四半期(Q1 2025)のガイダンスが市場予想から大きく下振れしたことで、株価は大きく下落し、アナリストの評価も慎重ムードが強まっています。

一方で、同社が注力する高付加価値分野(パワーソリューションや車載向け)には今後も成長の種があるという見方もあり、短期的な需給悪化をどの程度の期間で乗り越えられるかがポイントになりそうです。投資家としては、会社の長期ビジョンと市況回復のタイミングを慎重に見極める必要があるでしょう。

今後も半導体セクターの決算やガイダンスには注目が集まると思いますので、引き続き最新情報をウォッチしていきましょう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました